
一昔前は、外出中に飲めるコーヒーといえば自動販売機の缶コーヒーが主流で、ドリップコーヒーを味わいたければ喫茶店でないと…というのが常識でした。
その後、スタバやタリーズなど、いわゆる「シアトル系」のカフェが台頭し、2010年代にはいよいよコンビニでも本格的なドリップコーヒーが手頃な価格で手に入るようになりました。
100円台で挽きたて・淹れたてが楽しめるコンビニのコーヒーは、そのコスパがの良さが日本を訪れる外国人観光客にも人気となるほど。
では、自宅やオフィスで豆から淹れるコーヒーは、コンビニのコーヒーにはかなわないのでしょうか?
そんなことはないと僕は思います。
自宅やオフィスで淹れるコーヒーにはコンビニのコーヒーを上回る魅力がたくさんあるんです。
今回は、両者の違い・メリットなどについて解説したいと思います。
コンビ二コーヒーはなぜ100円?

コーヒーにこだわりを持つ喫茶店や専門店は別として、一般的なファミレスやレストランでコーヒーを頼むと、少なくとも350円程度の価格がつけられています。
しかし、コンビニなら、通常サイズでも100円(+税)、ラージサイズでも150円程度でコーヒーが買えて、味や香りも遜色ないですよね。
採算は取れるのか、なぜそんなに安価に提供できるのか…不思議に思いませんか?
実は、コンビニのブレンドコーヒーの豆は有名コーヒーチェーンと同等のグレードを使っていることが多いそう。
それを100円台で売っているため、豆やカップ・マシンのランニングコストなども含めるとかなり原価率は高くなり、利益は50%程度ともいわれています。
コンビニは座席まで運んだりカップを洗ったりする人件費がかからないことと、コーヒーと一緒にパンやお菓子、雑誌などを買ってもらえることを見越してあの価格にしているというワケですね。
自宅・オフィスで淹れるコーヒーの利点とは

自宅やオフィスで、お気に入りの豆を使ってコーヒーを淹れるのには次のようなメリットがあります。
好きな時に好きなだけ飲める
オフィスで仕事が一段落、さあコーヒーを…と思っても、同じフロアにコンビニがあるという人は少数でしょう。
自宅への帰り道のコンビニでコーヒーを買っても、家に着く頃には少し冷めてしまうことも多いと思います。
でも、オフィスや自宅でなら、コーヒー豆と淹れる道具さえあれば、いつでも好きな時にすぐ熱いコーヒーを飲むことができます。
もちろんお替わりだって自由です。
好みの豆が選べる
コンビニの100円コーヒーは「ブレンド」として、ロブスタ種・アラビカ種など数種類の豆を使っています。
▼豆の種類はこちらの記事でも解説しています!
いっぽう自宅やオフィスで豆から淹れる場合は、単一の銘柄の豆や、焙煎度合いなどを自分好みにして、その日の気分に合わせて選んだりできるのがメリット。
最近は「スペシャルティコーヒー」と位置づけて、モカやキリマンジャロなどアラビカ種単一のコーヒーを150円程度で販売するコンビニチェーンも増えていますが、多くても2~3種類というところでしょう。
その点、豆を購入するなら、選択肢は無限大といえるほど多いですよね!
ぜひ、自宅やオフィスで、今日の気分にぴったりの一杯を楽しんでみて下さい。
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