
コーヒー好きの人の中には、ダイエットや健康のために食事や飲み物の「糖質」を控えている…という人もいるのではないでしょうか。
では、コーヒーそのものには、どのくらいの糖質が含まれているのでしょう?
また、砂糖とミルクを入れたコーヒーやカフェオレ、缶コーヒーなどの糖質も気になりますよね。
今回は、色々な種類のコーヒーの糖質やカロリーの目安を紹介します。
そもそも「糖質」とは?
お菓子や加工食品のパッケージの表示を見てみると、「糖質」「糖類」はたまた「炭水化物」と書かれているものもあります。
これらはどう違うのでしょうか?
まず、ごはんやパンなどに多く含まれるのが「炭水化物」。

この炭水化物から「食物繊維」をのぞいたものが「糖質」です。
食品の表示には、でんぷん・糖アルコール・オリゴ糖などの名称で書かれています。
さらに、糖質のうち、砂糖やブドウ糖などの「単糖類」「二糖類」は区別して「糖類」と呼ばれます。
最近は「糖質制限ダイエット」をする人が増えていますが、実は食後の血糖値を上げやすいのはおもに「糖類」のほうなんです。
コーヒーの糖質とカロリーの目安

ブラックコーヒーやいろいろなコーヒー飲料の糖質とカロリーを紹介します。
(※食品成分表および市販の商品のパッケージやホームページ記載の数値より)
ブラックコーヒーの糖質とカロリー
ブラックコーヒー100ml(カップ1杯)は
- 糖質 0.7g
- カロリー 4kcal
です。
同量のオレンジジュース(果汁100%)は糖質10g、カロリー38kcalと約10倍なのを考えると、非常に低糖質だといえます。
ミルクと砂糖を入れたコーヒーの糖質とカロリー
では、喫茶店などで、コーヒーに添えられた砂糖とミルク(またはコーヒーフレッシュ)を入れた場合はどうでしょうか。
一般的なスティックシュガー(3g)を入れると、
- 糖質 3.8g
- カロリー 24kcal
と、糖質・カロリーともにアップします。
1日1杯程度では通常は大きな影響はなさそうですが、毎日何杯も飲む人は、トータルするとかなりの量になりそうですね。
カフェオレの糖質とカロリー

牛乳をたっぷり入れたカフェオレはマイルドでおいしいですよね。
ブラックコーヒーやエスプレッソと牛乳を1:1で合わせたカフェオレ(100ml)の場合、
- 糖質 約2.5g
- カロリー 約35kcal
になります。
砂糖(3g)を入れると、
- 糖質 5.5g
- カロリー 47kcal
と、これもコーヒーとしては高めですが、ほっとくつろぎタイムに1杯程度なら、そこまで気にしなくてもいいのではないでしょうか。
なお、ペットボトル入りのカフェオレ飲料のカロリーもチェックしてみましたが、某商品の例では500mlすべて飲むと185kcal、糖質は36gとなります。
カフェオレが飲みたいときは、糖質を気にするなら自宅やカフェのものがいいかもしれませんね。
缶コーヒーの糖質とカロリー
缶コーヒーは、無糖ブラックからミルク分の多いカフェオレタイプまでいろいろ。
比較的よく飲まれている「微糖」タイプの糖質とカロリーの例(1缶185ml)は、
- 糖質 4.9g
- カロリー 55.4kcal
となります。
最近は、ボトル型で大容量の缶コーヒーも増えていますが、その場合、当然糖質もカロリーも増えますので、自販機などで買うならショート缶がおすすめです。
おわりに
糖質に関しては、コーヒーそのものにはほとんど含まれていないといってよく、ブラックコーヒー派の人はダイエット中でも安心して飲めるでしょう。
砂糖やミルクを加えたコーヒーや、市販のコーヒー飲料は、糖質コントロールの面からは、毎日たくさん飲み過ぎないよう心がけるといいですね。