
「コーヒーは午後何時まで飲んで良いの?」「カフェインと睡眠の関係って?」そういった疑問を抱えているコーヒー好きの方も多いのではないでしょうか?
今回は、コーヒーと睡眠の関係について説明し、午後何時までならコーヒーを飲んで良いのかを紹介します。この記事を参考にして、上手くコーヒーと付き合っていきましょう。
【結論】コーヒーは午後何時まで飲んで良いの?

コーヒーは、午後4時以降は飲まないようにするのが無難です。
血中のカフェイン濃度は半減するまでに4時間かかるといわれています。就寝1時間前と3時間前にコーヒーを1杯ずつ飲むと、30分程度睡眠が短くなるという報告があります。
また、就寝6時間前にコーヒーを飲んだ人を調査したところ、「睡眠に影響はなかった」と答えた人がほとんどでしたが、実際には平均約1時間睡眠時間が短かったそうです。
夜寝る時間を10時~12時とすると、6時間前は4時~6時です。この辺りの時間以降は、コーヒーを飲まないようにすると寝つきが良くなり、睡眠時間も長く取れるでしょう。
コーヒーで眠れない?カフェインと睡眠の関係
カフェインに「覚醒作用がある」というのは周知の事実です。ただ、実際コーヒーで眠れなくなってしまうメカニズムとは、一体どういったものなのでしょうか?
これは、カフェインが人を眠らせるアデノシンの働きを妨害するからです。アデノシンは「抑制」の働きを持つ神経伝達物質で、これがドーパミンの働きを抑制します。
アデノシンの働きがカフェインによって妨害されると、ドーパミンが活発なままになり眠れなくなってしまうというメカニズムです。
コーヒーは1日に何杯までが適量なの?
健康的な成人男性の場合、1日に飲むコーヒーの量はコーヒーカップ3~5杯程度とされています。
これは、カナダ保健省や欧州食品安全機関により「1日にカフェインは400mgまで」という発表から計算しているものです。コーヒーカップ1杯分のカフェイン含有量が60mg~90mg程度なので、3~5杯程度であれば問題ないでしょう。
また、妊婦さんや授乳中のお母さん、子どもさんの場合は、適切な摂取量が変わってきます。それぞれのコーヒーの適量を挙げておくので参考にしてください。
タイプ | カフェイン摂取量 | 杯数(コーヒーカップ換算) |
健康な成人男性 | ||
妊婦 | 200mg | 2~3杯 |
授乳中 | 200㎎ | 2~3杯 |
子ども | 2.5 ㎎/kg 体重 | カフェイン摂取量/90mg |
出典:
欧州食品安全機関(http://www.efsa.europa.eu/)
カナダ保健省(https://www.canada.ca/en/health-canada.html)
夜にコーヒーを飲むならカフェインレスがおすすめ!

それでも「夜にコーヒーを飲みたい!」「1日5杯じゃ足りない!」という方には、カフェインレスコーヒーをおすすめします。
カフェインレスコーヒーにはカフェインがほとんど入っていません。具体的には、コーヒー1杯に約1㎎程度で、これはレギュラーコーヒーの100分の1程度です。
カフェインが入っていないといっても、最近のカフェイン除去技術は高くなってきており、ほとんど普通のコーヒーと違いが分からないほどです。
この機会にぜひ、カフェインレスコーヒーも試してみてくださいね。
まとめ:夜にも飲みたい人はカフェインレスコーヒーを
今回は、コーヒーと睡眠の関係について説明し、午後何時までならコーヒーを飲んで良いのかを紹介しました。この記事を参考にして、上手くコーヒーと付き合っていきましょう。