
自宅やオフィスで豆から淹れたコーヒー、飲み干すまでの間できるだけ香りや味わいが続いてほしいですよね。
秋冬なら温かさ、アイスコーヒーなら冷たさが持続するのもおいしいコーヒーを楽しむための重要なポイント。
そこで今回は、コーヒーをよりおいしく楽しむためのカップやタンブラー、小物類などを紹介します。
コーヒーカップ・マグカップ

自宅の食卓やリビングでくつろぐ時には、コーヒーのぬくもりの感じられるマグカップを愛用している人が多いのではないでしょうか。
ある研究では、カップの材質や形によって「コーヒーの味が変わった」と感じる人が多いことが分かっています。
たとえば透明なガラスのマグで飲むとコーヒーの色が明るく見えて、脳が「苦味が少ない」と無意識に判断し、甘く感じるのだそう。
香りや味を損なわないガラスのカップやマグは、アイスはもちろん、ホットコーヒーにも向いていますが、1重ガラスでは飲み口や側面が熱くなりやすく冷めやすいので、ダブルウォール(二層構造)のタイプがおすすめです。
陶器や磁器のカップも世界中で愛用されています。
内側が白いカップは、対比でコーヒーの色が濃く見え、よりコクや香ばしさを強く感じるという調査結果もあるそうです。
さらに、飲み口の部分がザラザラとした感触のカップでコーヒーを飲むと苦味を強く感じ、つるっとしたカップなら甘く感じる人が多いと言われています。
ステンレスやホーローなどのカップも趣があって良いですが、使っているうちに細かい傷ができ、熱いコーヒーを注ぐと金属の匂いを感じることも。古くなってきたら早めに新調するのがおすすめです。
オフィスにおすすめのタンブラー

仕事場のデスクにコーヒーを置く時は、蓋付きのタンブラーもおすすめです。
うっかり倒してしまっても被害が最小限にとどめられます。
多くの人が働くオフィスでは、コーヒーが苦手な人もいるかもしれません。蓋付きなら香りが周囲に広がりすぎないのも良い点ですね。
持ち歩きにも便利な水筒

家で豆からドリップしたコーヒーを、通勤の車の中や職場でも味わうなら、ステンレスなどの保温性の高い水筒が便利です。
なお、ステンレス水筒には「保冷専用」のものもありますので、購入時には表示をよく確かめて下さいね。
紙カップのコーヒーがさめない「コーヒースリーブ」
100円台というコスパの高さが人気のコンビニコーヒー。
コンビニや、カフェ・コーヒーショップのテイクアウトコーヒーはたいてい紙コップで提供されます。
お店によっては、持った手が熱くないように、「スリーブ」と呼ばれる紙製のカバーをつけてくれます。

スリーブとは日本語で「袖」のこと。
このスリーブには、布やレザーの市販品もあります。繰り返し使え、折りたたんで平らになるため、かばんに入れて持ち歩けます。
お店の使い捨てスリーブが不要でエコロジカルですし、会議などで同じ紙コップが並んだときに、自分と他人のコーヒーを間違えないための目印にもなりますね!
ウォーマーでいつも熱いコーヒーを
ブッフェ会場などで見かける、コーヒーポットを置いて電気で保温するツールを「コーヒーウォーマー」といいます。
コーヒーのアロマ(芳香)は、淹れてから10分ほどで大半が消失するとも言われており、自宅や少人数のオフィスでは、その都度淹れるのがおすすめ。
でも、実は1人用のコーヒーウォーマーも市販されています。
パソコンのUSBポートから電力を供給できるタイプもあり、デスクに置いておけば、飲み終わるまで温かさをキープできますね。