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自宅でコーヒーを飲むなら、本格的に豆を挽いて飲みたい!そんな方も増えています。挽きたての豆ならではの贅沢で芳醇な香りは、格別の美味しさがありますね。手動と電動がありますが、やっぱり効率を重視するのであれば電動コーヒーミルがおすすめです。でも、電動コーヒーミルにも種類があります。豆を自宅で挽いて飲むときの注意点について紹介します。コーヒーは豆の挽き方によっても風味や味わいが変わるので、違いを理解し楽しめるといいですね。電動コーヒーミルの選び方についても詳しく解説していきます。

■コーヒーを毎日飲むなら電動が便利

コーヒーを豆から挽くときに、手動にするべきか電動にするべきか迷う人もいると思います。手間ひまかけて淹れること、手頃な値段で揃えられることを考えて、最初は手動を選ぶ人が多いのではないでしょうか。熱が加わると風味が落ちてしまうので、できるだけゆっくりと時間をかけてコーヒーを淹れている人も。でも忙しいときなど面倒くさいと感じ、電動コーヒーミルに落ち着く人が多いようです。時間や労力をかけても手動にしたい!そんな人にはいいかもしれませんが、朝の一杯など限られた時間でコーヒーを楽しみたいのであれば、手動よりも電動にして気軽にコーヒーが楽しめるようにしたいものですね。また、電動コーヒーミルの良さとして、挽く秒数を変えることで浅煎りや深煎などを自分で調整できるのも、電動コーヒーミルの良いところです。自由にコントロールできるので、今まで以上にコーヒーが美味しくなりますし、気軽に飲めるようになります。毎日コーヒーを飲むのであれば、電動を使って、楽しんでみてもいいと思います。

■コーヒーミルの刃には大きく分けて2種類ある

コーヒーミルの刃にも、大きく分けて2種類のタイプがあります。主に「セラミック製」「金属製」があり、それぞれにメリットとデメリットもあります。手動のコーヒーミルはセラミック製のものが多く、耐久性もあり静電気が発生しにくい特徴があります。熱伝導性も低いので豆を挽いているときに香りが失われる心配もありません。ただ、加工が難しい性質なのもあり、切れ味の部分では安いものも高いものも大差なく、似たりよったりになってしまいます。「金属製」になるとセラミックよりも切れ味の良さがあり、値段によっても程度が選びやすい特徴もあります。デザイン性も豊富なのでおしゃれな電動コーヒーミルは探しやすいのもポイントです。ただ、金属製の場合はお手入れがしづらく、臭いが移りやすいなどの問題もあります。刃の耐久性などの問題もあります。セラミック製や金属製それぞれの違いを把握することも、コーヒーを美味しく飲むためには必要です。

■コーヒーミルの豆の挽き方は全部で3種類ある

コーヒーミルで豆を挽くといっても、具体的には3種類の方法があります。豆の粉砕方法がそれぞれ違うので、挽いたあとの粉の仕上がりにも違いが出てきます。粉が変わる=味や美味しさが違うことになります。コーヒーの味の好みによっても、どのタイプのコーヒーミルがいいのかも変わってきます。

  1. プロペラ

カッター式とも言われる、プロペラの刃を回転させて豆を挽く方法です。最も手頃な値段の電動コーヒーミルが多いので、3,000円程度でも十分な機能を持ったものが購入できます。本体のサイズ感もペットボトル1本分ほどになるので、キッチンに置いても場所をとりません。お出かけの際に持ち運びたい人にとっても、プロペラ式が一番使いやすいと思います。構造も単純な作りになっているので、挽いたあとのコーヒーを取り除くなど、メンテナンスのしやすさにも定評があります。初心者でも使いやすいのがプロペラ式の電動コーヒーミルです。ただし、プロペラ式の電動コーヒーミルは、刃が豆に当たる部分とそうでない部分のムラが出やすい問題もあります。豆の均一性をもたせたいと考えている人にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。粗挽きになるとよりその傾向が強いので、味に雑味が出やすくなります。少し長めに挽いたほうが美味しく、苦味を感じにくくなります。

据え置き型になり上下に噛み合わせて、すり潰して使う方法です。なかにはコンパクトタイプもありますが、ちょっと大きめの本体のものが多いと思います。4,000円程度のものもあれば10,000円を超えるものがあるなど、メーカーによっても価格に差があるのも特徴です。豆を挽いたときの均一性は高いので、本来の風味を楽しみたい、香り高いコーヒーを楽しみたい人にもおすすめです。高度な技術を持っている臼式も多いので、挽きやすさでいうと、プロペラ式よりも便利な面もあると思います。挽いているときの音も小さいので騒音が気になる、小さなお子様がいるご家庭にも向いています。臼式のほうが美味しいコーヒーを挽きやすい良さがあります。その反面、構造でちょっとした隙間が多いこともあり粉が入ってしまうと、メンテナンスがしづらくなってしまいます。全部取りきりたい人にとっては少し使いにくさを感じることもあると思います。多少の手間はかかってもコーヒーミルで美味しいコーヒーが楽しみたい人には、臼式を選んでおくと安心かもしれません。

  1. コニカル刃

据え置き型になり固定された刃+回転する動く刃の両方を使う方法です。コーヒーミルとして大型のものが多いので、値段も少し高めです。安いものを探しても10,000円以上することも多く、安いとは言えません。自宅でコーヒーミルを使い本格派の味わいを楽しみたい人にとっては、コニカル刃が最もおすすめです。豆を挽いたときの均一性はもちろん、摩擦が少なく熱を持たないので、豆本来の味わいを堪能できます。豆を挽くときに切り刻んで整えて行く方法なのもあり、豆の細かさ調整する程度も細かく、自由に使えます。メンテナンスも取り外してできるものが多いので、毎日コーヒーを飲む人にとっては、コニカル刃でもいいと思います。本体の値段はちょっと高めですが、毎日飲むことを考えるとそこまでの価格の高さではありません。

■まとめ

コーヒーミルは自宅でコーヒー豆を挽けるので、美味しいコーヒーが楽しめます。どんなタイプにするのか、刃の違いなどもわかるようになると、コーヒーの奥深さのようなものをより実感でき、楽しめるのではないでしょうか。