コーヒーはゼロカロリー?ミルクや砂糖をいれるとどうなるのか

人によっては、1日何度も飲むコーヒー。

カロリーはあるのか、あるとしたらどのくらいなのか、ちょっと気になりますよね。

今回は、ブラック・カフェオレ・シロップ入りなど、タイプ別コーヒーのカロリーについて解説します。

ブラックコーヒーのカロリーは?

砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーのカロリーは、1杯4kcalです。

(※『七訂 日本食品標準成分表』:コーヒー粉末10gを熱湯150mlで浸出した場合)

他のドリンク(同量)のカロリーは…と調べてみました。

  • 100%オレンジジュース…63kcal
  • コーラ…68kcal
  • ビール…60kcal

色々な飲み物と比べても、ブラックコーヒーなら低カロリーで、限りなくゼロカロリーに近いことが分かりますね。

砂糖を入れた場合のカロリーは?

では、ブラックコーヒーに砂糖を入れた場合はどうでしょうか?

よくあるスティックシュガーなら、3gで約12kcal6gだと24kcalになります。

コーヒー自体のカロリーと合わせても30kcalていどなので、他のドリンクよりは低カロリーですが、1日何度も飲む人やミルクも入れる人は、3杯で100kcalを超えてくるので、少々気をつけないといけないかも。

「コーヒーフレッシュ」とは?カロリーはどのくらい?

街の喫茶店やホテルなどでは、いわゆる「コーヒーフレッシュ」がついてきますよね。

1回分をプラスチックの容器に詰めたポーションタイプのものは、ファミレスのテーブルやコンビニのコーヒーコーナーにも置いてあります。

コーヒーフレッシュは、植物性油脂に砂糖や乳製品、分離させないための安定剤などを加えたもので、市販のものは1回分で15kcal前後です。

量が少ないので、大きくカロリーアップの心配はなさそうですね。

ミルク(牛乳)を加えると?

では、カフェオレカプチーノなど、ミルク(牛乳)をたっぷり加えたコーヒーのカロリーはどのくらいになるでしょうか。

150mlのブラックコーヒーに100mlのミルクを加えた場合、約73kcalと、かなりカロリーは高くなってきます。

同じ100mlでも、低脂肪乳なら50kcal無脂肪乳なら40Kcalとカロリーは抑えられますが、フォームミルク(温めて泡立てたミルク)でラテアートを楽しみたいときなどは通常のミルクでないと泡立たないので注意が必要です。

とはいえ、牛乳はカルシウムやタンパク質がとれ、安眠効果も期待できると言われているので、1日1杯程度なら気にしすぎずに楽しんでみては。

カフェのフローズンドリンクのカロリーは…

ところで、コーヒーチェーンやコンビニでも人気の、コーヒーを使ったフローズンドリンク

季節ごとにいろいろなフレーバーや限定商品が発売され、楽しみにしている人も多いと思いますが、カロリーのほうはなかなかしっかりとあります。

オーソドックスな材料はコーヒーとシロップ・ミルク・氷など。

そこにチョコチップやホイップ・ソースなどのトッピングを加えた場合、メニューにもよりますが、一番小さいショートサイズで200~300kcalになります。

メニューによってはトールサイズしかないこともあるので、350kcalくらいが平均でしょうか。

コーヒーというよりは「スイーツ」ととらえた方がいいのかもしれませんね。

ちなみに缶コーヒーのカロリーは?

ところで、缶コーヒーの「ブラック」の表示を見ると、たいていカロリーは「0」となっています。

これは、日本の食品表示法で「100gあたり5キロカロリー以下であればゼロカロリーと表記してもよい」と定められているため。

実際は、コーヒー豆からドリップで淹れるコーヒーと同じく150mlで4kcalと思っておいてOKです。

甘いタイプの缶コーヒーは、思ったよりも砂糖が多く入っていることもあり、小さい缶(200ml)の「微糖」タイプでも、6g相当の砂糖が入っていることが多いです。

ミルクが入ったカフェオレタイプになると、200mlでカロリーは80kcal前後のものが主流。

最近では、500mlくらいの大容量のペットボトルに入ったカフェオレもよく見かけますが、こちらは1本で150kcal以上になることが多く、中には1本240kcalと、おにぎり1個よりも高カロリーなものも存在します。

おわりに

コーヒーは、ブラックならカロリーはほとんど気にしなくても大丈夫ということが分かりました。

ただ、夜に飲むとカフェインの作用なども気になりますので、ほぼ「ゼロカロリー」とはいえ、飲み過ぎには注意したいですね!