パンには絶対ブラックコーヒー

パンとコーヒーをあわせるなら、絶対にブラックコーヒーがおすすめです。でもどうしてブラックコーヒーなの?と疑問に思われる方もいるかもしれません。そもそもブラックコーヒーの飲み方は日本ならではです。ブラックコーヒーの魅力を踏まえつつ、パンとどうして相性がいいのかその理由についてもお話したいと思います。

■ブラックコーヒーとは

ブラックコーヒーは、コーヒーの粉から抽出したものです。そこに砂糖やミルクなどを一切入れていないものを指します。日本ではブラックコーヒーを飲む人も多いものの、海外ではポピュラーな飲み方ではありません。例えば、アメリカではブラックコーヒーを飲むのは、全体の4割程度だといわれています。また、カフェでブラックコーヒーを注文すると、砂糖入りのブラックコーヒーが提供されることもあるのだとか。ブラックコーヒーかどうかに、砂糖の有無は関係ありません。ブラックコーヒー特有の強い苦みがあるため、大人になってから飲めるようになったという人も少なくありません。コーヒー本来の豆の味を楽しめるのがブラックコーヒーの魅力でもあるのです。

■パンにはブラックコーヒーがおすすめの理由

パンにはブラックコーヒーが断然おすすめです。ブラックコーヒーにはたくさんのメリットがあるからこそ、パンと一緒に合わせて楽しんでみてくださいね。

・ブラックコーヒーは豆本来の味が楽しめる

ブラックコーヒーは、その豆が持っている特徴を存分に感じられる特徴があります。コーヒーは産地によっても味わいが大きく変わります。例えば、コーヒー市場の60%を占めているアラビカ種は、香味が優れている特徴があり作られている産地や気候によって味に大きな違いが出てきます。独特な香りが好きな人はロブスタ種のコーヒーがおすすめです。コーヒー豆本来の味があるからこそ、パンとコーヒーそれぞれの味を存分に楽しめると思います。ミルクを入れても美味しいのは確かですが、ブラックコーヒーの良さもありますね。

・ブラックコーヒーにはカフェインが含まれている

パンなど炭水化物を食べると、体重が気になる人もいると思います。美味しいけど、太らないかがどうしても気になってしまうもの…。コーヒーにはカフェインが含まれています。特にロブスタ種は、アラビカ種の2倍にもなるカフェイン量を含んでいることでも知られています。カフェインには脂肪分解効果もありますし、エネルギー消費を高めてくれます。体内に入ると交感神経を刺激し、血流の流れを促します。ブラックコーヒーだけであればカロリーもそこまで気になりませんし、パンとあわせるのもおすすめです。ちなみに、ブラックコーヒーのカフェイン量は100ml辺り60㎎にもなります。

・甘いパンとも合わせやすい

ブラックコーヒーは豆によっても変わりますが、甘いパンとも合わせやすい良さがあります。例えば、チョコレートやケーキなどの甘いものと一緒に食べると甘みが軽減され全体的にもバランスが良くなります。甘みが苦手な人にとっても、ブラックコーヒーが緩和してくれるのは大きな魅力といえるのではないでしょうか。甘いパンを食べたいけど、そのままだとちょっと食べにくいときにもブラックコーヒーを選べば無理なく食べられると思います。脂っこい食べ物でも同様でブラックコーヒーのおかげでさっぱりと食べられます。

■パンとブラックコーヒーの組み合わせをもっと楽しむには?

パンとブラックコーヒーの組み合わせをもっと知り、楽しむポイントを紹介します。

・美味しいブラックコーヒーの淹れ方を覚える

ブラックコーヒーを自宅で飲む場合、どんな淹れ方をするのかによっても変わってきます。コーヒーの淹れ方は種類がありますし、気軽にできるペーパードリップやフレンチブレス、水出しポット、エスプレッソマシンなど、同じ豆を使っていても淹れ方によって味が変わります。そもそも同じマシンでもちょっとした豆の量や水によっても味が違うなど、とても奥深いものでもあるのです。コーヒーの味はその時の体調によっても変わってきます。パンとブラックコーヒーを楽しみたいのであれば、まずは美味しい淹れ方を工夫してみるのをおすすめします。抽出器具を変えるだけでも味が変わりますよ。

・コーヒー豆の産地による味の違いを知る

ブラックコーヒーでも産地によって味が変わってくるので、まずは豆による違いを覚えておきましょう。例えば、甘みのあるコーヒーが好きな人はモカやブラジル豆が美味しくおすすめです。苦みやコクを適度に感じたい人はマンデリンなどの良さもあります。コーヒー豆によっても味が変わりますし、実際に販売されている豆(粉)はミックスされているものがほとんどです。コーヒー豆単体で飲むのは苦手な人も、飲みやすくブレンドされているものを選ぶのも、ブラック派の人にはおすすめです。

・アイスとホットの違いを比較する

コーヒーの味はアイスかホットかによっても味が変わります。こだわりがあり絶対にホットじゃないと…がないのであれば、味の違いを飲み比べるのもおすすめです。温度の違いによってもコーヒーは違うので、比較して楽しんでみてはいかがでしょうか。特に人間の味覚は冷たいものほど酸味を強く感じるといわれています。ホットコーヒーであればそこまで酸味がないように感じても、アイスにすると酸味が出てしまうことも。アイスのほうがさっぱりと飲める人もいますし、暑い夏はアイスコーヒー派の人も多いと思います。ちなみにアイスコーヒーの多くは深煎りになるので、苦みが強く出やすい特徴もあります。味が濃いほうがアイスコーヒーの味が美味しくなるためだといわれています。

■まとめ

パンと合わせるのであれば、絶対にブラックコーヒーをおすすめする理由も含め紹介しました。もちろん、必要に応じてミルクや砂糖を足して飲む方法もあります。でもコーヒー豆本来の味を楽しみたいときは、ブラックコーヒー一択です。ホットかアイスかによっても味が変わるので、いろいろ試してみてくださいね。抽出器具によっても違いますし、コーヒーそのものがもっている雰囲気も含めて楽しんでみてはいかがでしょうか。