自宅でコーヒーを淹れる

カフェで楽しむコーヒーもいいけど毎日だと考えると、ちょっと高いな…なんて思っている人もいるのではないでしょうか。自宅で美味しいコーヒーを飲みたいと考えても、ちょっと難しそうだなと諦めてしまっている人もいるかもしれません。自宅でコーヒーを淹れた経験がないと、一歩踏み出すのに勇気がいる人もいると思います。自宅でコーヒーを楽しむためにはどんな方法があるのか、また楽しむためのポイントについても紹介します。

■自宅でコーヒーを飲むにはどんな方法があるの?

自宅でコーヒーを飲みたいと思っても、まずどんな方法があるのかわからない人もいるのではないでしょうか。レベルによっておすすめの方法を紹介していきたいと思います。

・初心者向け

最も簡単にできる方法といえば「インスタントコーヒー」があると思います。忙しくて時間がない人でも入れてお湯を注ぐだけで簡単にでき、美味しいものもたくさんあります。ちょっとハードルをあげて楽しみたいときは「一杯抽出型(ドリップコーヒー)」を選ぶのもおすすめです。フィルターを開いてカップに固定し、お湯を注ぐだけの方法です。とはいえ、いきなりお湯を注ぐのではなく少量のお湯を含ませながら、蒸らして入れていきます。蒸らしが足りないと美味しくなりません。また、ちょっと味を変えたいときはミルクを入れるなどの一工夫をするだけでも飽きずにコーヒーが楽しめると思います。揃える器具などもなく、コーヒーを購入してすぐにできるのも初心者におすすめしたい理由です。導入しやすい自宅のコーヒーの楽しみ方です。

・中級者向け

本格的なコーヒーを自宅で楽しみたいのであれば「ペーパードリップ」もおすすめです。ペーパードリップの場合、コーヒー以外にも揃えなくてはいけない器具があります。いろいろ種類がありますが、絶対に揃えなくてはいけないのが「ペーパーフィルター」と「ドリッパー」です。他にも「細口のドリップポット」や「メジャースプーン」などもあると、より美味しく楽しめるようになります。ペーパーフィルターにいきなり初心者から挑戦するのはおすすめしません。ドリップコーヒーを飲むようになると、頻度が多いとどうしても割高になってきます。電動ミルなどを購入し、自分で豆を挽いて淹れたほうが、コスパ的にもお得になりますし、豆の種類の幅も広がります。そのためドリップコーヒーを頻繁に飲む人がもっと本格的にコーヒーを楽しみたいと考えてから用意してもいいと思います。もちろん、すでに挽いてある粉を購入してきて淹れる方法もあります。

■コーヒーは淹れ方によって味が変わる

コーヒーは、淹れ方一つでも味が変わります。しっかりとポイントを押さえておかないと、どんなに高級な豆を購入して淹れても美味しくなりません。せっかく美味しく飲めるチャンスを自分で逃してしまっていることになります。これから紹介するポイントは、しっかりと押さえておくようにしてください。

ポイント1. 挽き方によっても味が違う

コーヒー豆から購入し、自宅で淹れる場合、挽き方にも気をつけてほしいものです。電動ミルなどで荒挽になってしまうとどうしても大味になってしまい酸味が強く出てしまいます。中挽きや細挽きのほうがコーヒーの酸味が出にくく、しっかりとした風味が出ます。その代わり、ペーパードリップでお湯を入れているときに、なかなか落ちていかず時間もかかります。全体にむらがなくお湯を注ぐためにも、粉の表面を平らにしながらゆっくりとお湯を注ぎます。間違えても勢いよくお湯を入れてしまうことのないように、丁寧に入れてしっかりとコーヒーの旨味を出していきましょう。

ポイント2. コーヒーは蒸らしが命

どのコーヒーにも言えることですが、重要なのは蒸らしです。コーヒーの蒸らしの時間がコーヒーを美味しく淹れるためのコツでもあります。目安として、最初に20ml程度のお湯を入れて蒸らし、そのあとにまたお湯を入れて20秒蒸らしを何度も栗化していきます。自宅で頻繁にコーヒーを飲むようになると、ちょっと面倒だなと思うこともあるかもしれません。実際に蒸らさずに入れてみると味の違いがわかると思います。同じコーヒーでも、全く風味が変わるので、同じ豆から淹れたものなの!?と驚くと思います。蒸らしの時間をしっかりととることでコーヒーはより美味しくなります。このことを念頭に置くようにして、コーヒーにしっかりと向き合いましょう。

ポイント3. 器具は気に入るものを

コーヒーを毎日自宅で淹れるようになると、器具にもこだわりたいと思うものです。最初は続けられるかわからないからと、最安値のもので揃えますが、実際に使うようになると、フィルター一つでも味が変わる、美味しくなるのがわかると思います。フィルターは円柱のものを選ぶと、初心者の人でも使いやすくなります。またドリップポットなどもちょっとこだわりのものにしておくだけでも毎日使うのが楽しみになります。予算的な面もあると思いますが、気にいるものを用意しておいたほうが、コーヒーをより美味しく飲みたいと思えるようになるのでおすすめです。器具のデザインや使い方なども含め調べておきましょう。

■コーヒーメーカーを導入するのもおすすめ

コーヒーを自宅で飲む機会が増えたとき、できるだけ負担を減らせるのが一番ですよね。コーヒーメーカーの購入も検討してみていいと思います。主に「ドリップ式」「エスプレッソ式」「カプセル式」などの種類があります。近頃は手軽に淹れられることもあり、カプセル式も人気がありますね。ドリップ式の人が多いと思いますが、主にコーヒー豆を挽いてできる粉にお湯を注いで作ります。全自動ですべての工程を任せられるものもあれば、挽いた豆を移し替えるミル付きなどもあります。ミルなしは、コーヒーを挽く機能のないものです。用途やライフスタイルに合わせて、選ぶようにするのがおすすめです。

■まとめ

コーヒーを自宅で飲むときに、おすすめの飲み方について紹介しました。コーヒーは淹れ方一つで味も変わります。ライフスタイルによっても飲み続けやすい方法を探してみてください。まずは気軽にできるドリップコーヒーやインスタントから始めてみてもいいかもしれません。