コーヒーの産地によって味と特徴はどう違う?

コーヒー豆を選ぶとき、たくさんの種類があるので「どれを買おうかな?」と迷ってしまいますよね。

コーヒー豆の選び方についてはいくつかポイントがあります。以前のこちらの記事も参考にして下さいね。

コーヒー豆を選ぶ時の基準となるのは、

  • 銘柄
  • 産地
  • ブレンド
  • ランク(グレード)
  • 焙煎
  • 精製方法

など色々ありますが、今回はその中から「産地」で選ぶときのポイントをお伝えします。

産地で選ぶには「ストレート(シングルオリジン)」のコーヒー豆を

市販のコーヒー豆は、大きく「ブレンド」と「ストレートシングルオリジン)」に分類されます。

産地ごとの特徴をよりクリアに味わいたいなら、単一産地の豆だけが使われている「シングルオリジン」がおすすめ。

ブレンドの豆にも「キリマンジャロブレンド」のように産地名がついていることもあります。

もちろんキリマンジャロコーヒーの風味が生かされたブレンドになっているのは確かですが、実際にキリマンジャロ産のコーヒー豆が何%入っているのかは表示されていないこともよくあります。

確実にその産地の味わいを楽しみたいなら、ストレート(シングルオリジン)の豆を購入するのが確実ですね。

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産地ごとの味・香りの特徴は

世界にはコーヒーを栽培している国が約70ほどあります。

その中でも有名な産地と銘柄、味や香りの特徴をみていきましょう。

ブルーマウンテン

最高級とも称される「ブルーマウンテン」は、カリブ海のジャマイカにある「ブルーマウンテン山脈」で、標高914mから1676mで栽培された豆だけがこう呼ばれる希少な銘柄。

酸味・苦味・甘みのバランスが良く品のある味わいが特徴です。

キリマンジャロ

キリマンジャロは、タンザニアにあるアフリカ最高峰で、その麓およびタンザニア全域で栽培されたコーヒー豆をいいます。

すっきりとした酸味が特徴です。

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モカ

「モカ」は中東イエメンにある港の名前です。

かつて、ここから多くのコーヒー豆が貨物船で世界中に出荷されていたことから、イエメンおよび紅海の対岸にあるエチオピア産のコーヒー豆を「モカ」あるいは「モカ・マタリ」と呼ぶようになったそう。

華やかな香りがモカのコーヒー豆の特徴といわれます。

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コロンビア・グアテマラ・ブラジル

これら南米の国々ではコーヒーの年間栽培量が世界トップクラス。

ブラジルコーヒーは酸味が少なくまろやかなため、ブレンドコーヒーのベースにも最適ですが、ぜひそのままでも味わってみたいですね。

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コナ

ハワイ島のコナ地区、マウナロア山脈の麓で栽培される銘柄です。

世界のコーヒー生産量のわずか1%以下と希少な銘柄でもあります。

苦味が少なく、爽やかな酸味と甘みがあります。

マンデリン

「マンデリン」は、東南アジア・インドネシアのスマトラ島の部族の名前から付けられました。

独特の加工法により、大地のような力強いコクとスパイシーな風味は、しっかりと個性を感じさせてくれるでしょう。

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おわりに

コーヒー豆は、同じ国でも地域や品種などが違うと味や香りもがらりと変わってくるといわれます。

1杯のコーヒーを飲みながら、その豆が育った国の気候風土や文化に思いをはせてみると、より豊かなコーヒーの世界を楽しめそうですね。