コーヒーの知識を深めたい人向け、どんな資格があるの?

コーヒーが好きな人のなかには、もっと知識をつけてコーヒーに詳しくなりたいと考えている人もいるのではないでしょうか。コーヒーはとても奥深い世界観もあり、豆の淹れ方や選び方一つでも味が変わってきます。コーヒーの知識を深めたい人は、資格の取得なども検討してみてはいかがでしょうか。コーヒーの資格の種類や取得方法を紹介します。

■コーヒーにはどんな資格があるの?

コーヒーを自分で楽しむ場合、資格なんて必要ないと思っている人も多いと思います。コーヒーは知れば知るほどの楽しさもあります。また、あなたが知っているコーヒーの知識を証明することにも繋がります。なかには、コーヒー関係の仕事を始めたい人もいるかもしれません。コーヒーにはどんな資格があるのか、詳しく紹介していきます。

・コーヒーマイスター

日本で初めてのコーヒーの認定資格として、歴史のある資格です。20年以上もの間、たくさんの人が受講しているため、確かな実績や知名度もあります。コーヒーの歴史や技術的な麺屋、コーヒーの魅力など幅広いジャンルが学べます。事前に日本スペシャリティコーヒー協会のコーヒーマイスター養成講座を受講する必要がありますが、合格率は8割と高めです。コーヒーの知識や技術をある程度証明したい人にもおすすめです。コーヒー業界への就職や転職を考えている人でも取得している人の多い資格です。

・UCCドリップマイスター

UCCコーヒーアカデミーが監修しているもので、通信講座のユーキャンにて取得できます。日本でも唯一のコーヒー専門教育期間になり、日本のみならず世界的にも知名度がある資格になります。講座がすべて終わり、課題を提出することで“ドリップマイスター”として認定されます。コーヒーについて、より深い知識をつけたい人はもちろん、専門職などで自分の知識のスキルアップを目指している人にもおすすめです。ユーキャンを通してコースに申し込み69,000円で受講できるなど、比較的手頃です。コーヒーの基礎知識はもちろん、淹れ方なども教えてくれるので幅広い知識が身につきます。

・コーヒーコーディネーター

本物の豆の味も合わせ、知識として学べる資格になります。ハッピーチャレンジゼミを受講することで取得でき、世界トップレベルの農園で作られたスペシャリティコーヒーなども実際に学べる本格的なものです。高級なコーヒーも楽しみたい人にもいいと思います。またオンラインなどで他の受講生と交流を持つこともできるなど、コーヒー好き同士の交流の場としても使えて便利な場所ですよ。

・コーヒーソムリエ

日本安全食料料理協会が主催しているものになり、受講条件などはありません。誰でも講座を受講できるものになります。試験を受けるときに、在宅を選択することもでき、コーヒーについての知識を気軽に学べるのも特徴です。コーヒーの歴史や生豆の選び方、産地や淹れ方、ラテアート、コーヒーカップの種類などもあります。初心者がコーヒーについて、学びたいときにおすすめの資格です。道具などを使って学べるので、やりがいもありますし、コーヒーについて深い知識を持つことができます。

・JBAバリスタライセンス

バリスタの資格になり、4段階に分かれています。レベル1~3までとインストラクター向けの段階にて分かれています。レベル1は、バリスタとしての基本技術を習得できるものになり、一定基準のエスプレッソを抽出できるのが条件になります。受験資格が級ごとにわかれており、その前のレベルを達成していないと、難易度の高い試験を受験できない仕組みになっています。インストラクターになると、それ相当の知識や技術を身に着けていること、指導者としての立場になれる人が対象です。自分がどの対象なのか確認しておきましょう。

・JBAマエストロ

日本バリスタ協会によって認定されている資格になります。バリスタとしての優れた知識や技能を習得している人が対象になります。また、後進に対して模範になる人間を証明することでもあります。コーヒー業界にとって、何かしらの実績があり“功労者”として認められている人しか、マエストロの認定は受けられません。受験資格から厳しい条件があり、JBAインストラクターもしくは、バリスタのレベルで3級以上の人が対象になります。コーヒーの数ある資格のなかでもプロフェッショナルが受講できる資格です。

他にもたくさんありますが、なかでもおすすめのコーヒーの資格を厳選して紹介しました。基本的には通信講座などで学べるものがほとんどになるので、気軽に勉強して受講しやすいのも特徴といえるのではないでしょうか。

■コーヒーの資格を取得するとどんなメリットがあるの?

一言にコーヒーの資格といってもこれだけの種類があります。そのため、どの資格をとるかは、その人によっても変わると思います。まず、コーヒーの資格を取得して活躍できるのがコーヒーを扱っているような飲食店です。これからカフェなどで働きたいと考えている人にとっても、収録することで活躍の幅を広げることにも繋がります。また、コーヒーについての知識や技術を持っていることで自信を持てるようになること、スキル的な証明にもなります。コーヒーを仕事としてではなく、趣味で楽しみたいと考えている人もいると思います。自分好みのコーヒーの淹れ方などを工夫することできますし、香りや渋みなども含め楽しめる範囲も広まると思います。家族や友人にコーヒーを出すときにも、資格を取得することで美味しいコーヒーが出せるなどの良さもあります。仕事としてはもちろん、趣味としてコーヒーを楽しんでいる人も、取得しておいて損は無いと思います。

■まとめ

コーヒーの知識を深めたいあなたにこそ、資格を取得するのはおすすめです。コーヒーを趣味として楽しんでいる人にとっても、コーヒー豆の選び方はもちろん、淹れ方による違いなども含め、新しい発見がたくさんあると思います。コーヒーについて、もっと知りたい人にとっても講座を受講することで、仕事にも活かせる知識を知り、もっと活躍できる幅も広がるのではないでしょうか。資格によっても難易度が変わるので自分にあったものを選びましょう。