コーヒーは何歳から飲める?デカフェならOK?

コーヒー好きの皆さんは、何歳ごろからコーヒーを飲むようになったか覚えていますか?

学生時代、それとも社会人になってからでしょうか。

コーヒーにはカフェインが含まれるので、子供があまり小さいうちに飲ませるのは良くなさそうな気もしますよね。

そこで今回は、コーヒーは何歳から飲んでもOKなのかデカフェ(カフェインレス)なら大丈夫なのか…といった疑問について調べてみました。

コーヒーのカフェインは何歳から平気なのか

気分がすっきりする、眠気が覚めるなどの効果があるカフェインですが、摂りすぎは以下のような影響を引き起こす可能性があります。

  • めまい
  • 頭痛
  • 手の震え
  • 心拍数の増加
  • 不眠
  • 下痢
  • 吐き気

コーヒーに含まれるカフェインは100mlあたり60mg前後で、カップ1杯(200ml)なら120mgになります。

資料を調べてみると、日本では今のところ、コーヒーを含む食品からのカフェイン摂取量がどの程度健康に影響を与えるのかという公的な調査は行われていないそうです。

参考:内閣府食品安全委員会|caffeine.pdf
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf

ただ、海外では国によっては1日のカフェイン摂取量に基準を設けているので、参考にしてみたいと思います。

海外ではどうなっている?

カナダ保健省が2006年に公開したデータによると、子供が1日に摂取しても心配ないカフェインの量は、体重1kgあたり2.5mgとされています。

4~6歳なら1日45㎎、7~9歳で62.5 ㎎、10~12歳で85 ㎎。

ちなみに、コーラ1缶(355ml)あたりのカフェイン含有量 が36~46mgなので、4~5歳の子はコーラを1缶飲んだら上限に達してしまうということですね。

そして健康な成人がとれるカフェイン量は、1日400 ㎎(マグカップ3杯程度)と考えられているようです。

なおカフェインへの敏感さ・耐性には個人差があるので必ずしも上記のとおりではなく、また妊娠中の女性は胎児への影響を考えてさらに摂取量を抑えることが推奨されています。

日本では「体重50kg」がめやす?

いっぽう、日本の大手コーヒー飲料メーカーのUCCのサイトには以下のように書かれています。

目安としては、12~15歳以上で大人なみに体重が50kgを超えていたら、大人と同じようにコーヒーを飲んでもかまいません。

UCC上島珈琲|コーヒーは、何歳くらいから子供に飲ませていいのでしょうか?

とはいえ、最初から大人と同じ濃さで飲むのではなく、まずはミルクを多めに入れるなどし、だんだんと好みの濃さを見つけていけると良いですね。

コーヒー牛乳やデカフェ(カフェインレス)のコーヒーは子供も飲める?

子供が親の飲んでいるコーヒーを「飲みたい」とせがんだ時や、来客の家族の中にお子さんがいた時などは、「コーヒー牛乳なら大丈夫かな?」と思う方もいると思います。

そこで市販の「コーヒー牛乳」に含まれるカフェイン量を調べてみました。

紙パック入りのコーヒー牛乳200mlに含まれるカフェインは14mgと、レギュラーコーヒーの1/8以下

上記で紹介したカナダの基準でも、4~5歳で1日45mgまでならおおむね心配ないとされていますので、カフェインに関しては通常は心配ないと考えてよさそうです。

ただ、乳製品のアレルギーや糖分なども考えると、来客に出す場合は念のため保護者に確認した方がよいですね。

参考:雪印メグミルク|お客様センター通信vol.16「~雪印コーヒー特集~」
https://www.meg-snow.com/customer/center/communication/pdf/center16.pdf

また、市販のデカフェ(カフェインレス)コーヒーは、カフェインを90パーセント以上除去したものだけが販売を認められますので、200ml飲んだとしてもカフェイン量は12mg以下と、基本的には4~5歳以上のお子さんなら問題ないといえるでしょう。

お菓子やココアなどに含まれるカフェインにも注意

ところで、カフェインは、チョコレートなどのお菓子類や、ココア・コーラ・日本茶などにも含まれています。

少なめのコーヒーでも、合計すると1日のカフェイン摂取量を超えてしまうことがありますので、お子さんがコーヒーを飲むときは、上記の食品をとっていないかも気をつけておくと安心ですね。