コーヒー豆を食べるのは可能?コーヒー豆チョコレートの作り方も紹介

コーヒー豆は、挽いて粉にし抽出した後には捨ててしまいますよね。

でも「コーヒー豆って食べられないのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?

実はコーヒー豆は食べられるんです。

ただしいくつか注意点もあります。

今回は、コーヒー豆を食べる時に気をつけることや、おいしく食べられるチョコレートを使ったアレンジなどを紹介します。

コーヒー豆は食べても大丈夫?

結論からいうと、コーヒー豆は基本的には食べても大丈夫です。

コーヒー豆の主成分は食物繊維やたんぱく質・ミネラル分など、一般的な野菜や食品全般に含まれるものと同じ。

唯一、突出して多いのがカフェインですが、通常コーヒー豆をドリップして飲む場合でも8~9割のカフェインは水に溶けて口に入っているといわれます。

普段コーヒーを飲んでいる人なら、よほど大量に食べるのでなければ心配はいらないでしょう。

コーヒー豆を食べるのはどんな時?

では、コーヒー豆を食べる人というのは、いったいどんなシーンで食べているのでしょう。

まず、焙煎所では、豆のロースト具合を確認するために噛んでみて確かめることはよくあります。

噛んだあとのカスは吐き出す人もいますが、そのまま食べてしまう人も珍しくありません。

自宅でコーヒー豆のロースト(焙煎)をはじめれば、こういった機会も増えそうですね。

海外では、ちょっとしたスナック感覚で、カフェでコーヒー豆を数粒もらって食べる人も多いそうです。

そのほか、眠気ざまし禁煙中のストレス解消にコーヒーを飲みたいけれど、仕事や運転などでひんぱんにトイレに行けない…という状況のとき、水分をとらずに済むよう、コーヒー豆を数粒噛む人もいます。

コーヒー豆を食べるのに要注意な人とは

いっぽう、コーヒー豆を食べないほうがいい・気をつけた方がいいのは次のような人です。

  • 妊娠中・授乳中の女性
  • 子ども
  • カフェインに敏感な人
  • 喉や気管支が敏感な人

コーヒー豆にはカフェインが含まれ、お腹の赤ちゃんや母乳に移行することが分かっています。

また、コーヒー豆を噛み砕いたカスはとても固いため、喉や気管支が敏感な人にとっては痛みや刺激を感じたり、むせたりする可能生があります。

そのほか、スポーツやウォーキングなど身体を動かす時も、砕けたコーヒー豆のかけらを吸い込んでしまうと危険なのでやめておきましょう。

市販のコーヒー豆は、所定の検査を受け高温で焙煎されているとは言え、残留農薬が気になる人もいることでしょう。

実際に、日本茶の検査結果では、抽出したお茶と残った茶殻では茶殻のほうが残留農薬濃度が高かったそうです。

気になる場合はオーガニック・無農薬栽培のコーヒー豆を選ぶといいですね。

コーヒー豆×チョコレートは好相性

焙煎したコーヒー豆をチョコレートでコーティングしたお菓子は「コーヒービーンズチョコ」などと呼ばれ、コーヒーショップのレジ横などでも販売されています。

この「コーヒービーンズチョコ」は、意外と手軽に自宅で作ることもできますよ。作り方をいくつか紹介します。

コーヒービーンズチョコの作り方 その1)

  1. レンジや湯煎でチョコレートを溶かす
  2. ボウルにコーヒー豆を入れ、溶けたチョコをからめる
  3. さめたら再度溶かしたチョコをからめ、2~3回繰り返す
  4. 仕上げに粉末ココアや粉糖をまぶす

コーヒービーンズチョコの作り方 その2)

  1. 小さめの製氷皿や抜き型にチョコレートを流し込む
  2. コーヒー豆を1粒ずつ埋め込む
  3. 冷めたら型から外す

コーヒービーンズチョコの作り方 その3)

  1. チョコレートをレンジや湯煎で溶かす
  2. 絞り袋に入れて先を細めにカットする
  3. オーブンシートを広げ枝豆大に絞り出す
  4. コーヒー豆を1粒ずつ乗せて冷ます

どれも、ミルクやビター、ホワイトチョコレートなど、いろいろな味を試してみると楽しいですね。

おいしく作るコツは、古くなっていない焙煎したてのコーヒー豆を使うこと。

コーティングがじょうずにできれば、カリッとした食感を数日間は保つことができます。

また、浅煎りの豆よりは、深煎りの豆のほうがよりコーヒー特有のコクと苦味が感じられ、チョコレートと相性がいいようです。

次に新しい豆を買った時には、1粒食べてみて、味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。