人気カフェではどんなコーヒー豆を使っている?種類と特徴

国内・海外に多数の店舗を展開する人気のカフェやコーヒーショップ。

店内で提供されるコーヒーには、どんな豆が使われているのでしょうか?

今回は、全国に店舗数の多い有名なカフェ・コーヒーショップで使われているコーヒー豆について、産地や種類、焙煎、挽き方など、それぞれの特徴やこだわりを調べてみました。

カフェのコーヒー豆【産地】はどこ?

大手のカフェチェーンでは、安定した品質のため、世界中のコーヒー生産国から豆を仕入れています。

独自に現地の農園と契約し、生産から日本人向けで自社のニーズに合った豆を共同で開発・調達している会社も。

スターバックス」や「タリーズ」などのコーヒーショップでは、日替わりで「本日のコーヒー」が用意されていますが、どのコーヒー豆を使っているのかが表示されていたり、スタッフに聞けば産地や種類を教えてくれたりします。

コメダ珈琲」では、メニューには「ブレンド」と表示されていて産地や銘柄は載っていませんが、自社で4種類の生豆を7パターンの焙煎で仕上げ、いつもの味になるようブレンドしているそうです。

ドトール」でも、メニューでは「ブレンド」としていますが、コーヒー豆は「地域(ブラジルなど)指定」と「農地(プランテーション)指定」に加え、テイスティングして合格した豆だけを仕入れる「味指定」の3段階で選別しているとのこと。

カフェのコーヒー豆【焙煎】の特徴は

焙煎についてもそれぞれ工夫がこらされています。

焙煎方法にはいくつかあり、工場生産のコーヒー豆は、一度にたくさん製造できる「熱風式」を採用していることがほとんど。

しかし中には、「ドトール」のように、小さな焙煎所やコーヒー専門店で多く使われている「直火式」にこだわり、独自開発の大型の直火式焙煎機を導入しているコーヒーショップもあります。

カフェのコーヒー豆【挽き方】は?

カフェのレジ横や店内には、たいてい、オリジナルブレンドや季節ごとの限定商品など自宅やオフィスで使えるコーヒー豆が販売されています。

豆の状態で売られているもの、すでに粉に挽いてあるものの両方がありますので、ミルがある人は豆(ホールビーン)を購入するのがおすすめ。

また、スタバやタリーズでは、購入時に「豆は挽きますか?」と聞かれるので、用途を伝えて好みの細かさに挽いてもらうこともできます。

人気カフェのコーヒーのこだわり

「自宅やオフィスで、お気に入りのカフェのコーヒーの味を再現できたらいいな…」

そう思って豆を購入しても、やはり同じ味にならないこともあるかと思います。

お店では、業務用の抽出マシンや、コーヒーの専門知識を学んだ「バリスタ」「コーヒーマイスター」といったスタッフが、コーヒー豆の重量や水の温度、抽出時間など細かいルールに基づいて提供してくれます。

また、同じコーヒーでも、インテリアからBGMまでトータルの雰囲気も含めた空間・サービスの中で飲むと、ひと味違ったおいしさを感じられることでしょう。

こういったこだわりをそのままマネするのは難しいですが、少しでも近づけたいなら、「ホットコーヒーのカップはあらかじめ温めておく」「作り置きせず、1杯ごとに淹れる」といった点を心がけるだけでも、ぐっと美味しく楽しめるのではないでしょうか。