朝コーヒーにはどんなメリットがある?飲み方のメリット・デメリット

朝起きてすぐのコーヒーが日課になっている人もいると思います。起きたては頭が働かない…なんてときも、コーヒーの香りを嗅ぐとしゃきっとした気持ちになります。また、1日の始まりに美味しいコーヒーが飲めると、なんだか良い日になりそうな気もしますよね。朝コーヒーにはどんなメリットがあるのか?また、飲むときの注意点や、朝コーヒーのデメリットについても、紹介していきます。

■朝コーヒーを飲むことでどんなメリットがあるの?

朝コーヒーを飲むことに対して“健康に悪い”と考える人もいるようです。でも、朝コーヒーを飲むことで、健康にも良いのではといった意見もあります。まずは、朝コーヒーにはどんなメリットがあるのか、詳しく説明していきたいと思います。

・気持ちのリラックス効果

朝コーヒーを飲むことで、ほっとした気持ちになった経験もあるのではないでしょうか。朝に飲むことで、気持ちをリラックスさせる効果があると言われています。仕事に行く前など憂鬱でスイッチが入らないな…なんてときにも、朝美味しいコーヒーの香りを嗅ぐことで、肩の力が抜けて高いリラックス効果が期待できるのです。

・眠気を覚ます効果

朝、なんだかぼんやりとしていて眠気が覚めないときにもコーヒーはおすすめです。コーヒーには眠気を覚ます効果があり、1日の始まりを快適に過ごすことにも繋がります。これはコーヒーのなかに含まれている“カフェイン”の効果です。目を覚ますために必要だと言われているカフェイン量は“100mg~200mg”程度を1回にとる必要があります。コーヒーの品種によっても変わりますが、100mlに対して50mgのカフェインが含まれています。そのため、朝コップ一杯のコーヒーを飲むと、眠気を覚ます効果が期待できるのです。なんとなく、朝などコーヒーを飲んでから出社すると頭がすっきりとした気持ちになるのはこの為です。

【注意点】

カフェインの作用によって、一時的に目は覚めます。でも、摂取してから30分以内は、急激な眠気を感じることもあります。カフェインを摂取してから、血流を通して脳に到達するまでの時間でもあります。30分程度かかるためすぐに眠気が覚めることはありません。早めにコーヒーを飲むようにして、30分後になるように調整していきましょう。

・便秘解消効果

コーヒーのなかに含まれているカフェインの効果で、腸内環境を整えてくれると考えられています。もともとカフェインには胃液の分泌を促す効果もありますし、利尿作用なども高く期待されています。コーヒーのなかに含まれているオリゴ糖は、整腸作用があるため、朝コーヒーを飲むようになってから便秘が解消されたと感じる人もいるようです。朝、習慣的な排便習慣のない人にとっても、コーヒーを飲むことで腸内環境が整いますし、お腹の調子も良くなるなど、嬉しいメリットといえるのではないでしょうか。

・脂肪燃焼効果

コーヒーのなかに含まれるカフェインには、脂肪燃焼効果も期待できます。脂肪を分解してくれるため、1日の行動をはじめる前に飲むのがおすすめです。基礎代謝を高めることにもなりますし、運動前に飲むのもおすすめの方法です。

■朝コーヒーを飲むときのデメリットは?

朝コーヒーのメリットについてはわかってもらえたと思います。でも、朝コーヒーを飲むとどんなデメリットがあるのかも、把握しておく必要があります。朝コーヒーが体質的に合う人もいれば、合わない人もいます。

・血糖値の上昇に繋がる

朝コーヒーを飲むことで、インスリンの効果を下げ血糖値を高めてしまうリスクもあります。特に朝食前にコーヒーを先に飲んでしまうと血糖値が上がりやすくなるので、注意が必要です。血糖値が気になる人は、朝食後に飲み空腹を避けるのをおすすめします。朝コーヒーは飲むタイミングによっても変わるので、注意しながら楽しんでくださいね。

・コレチゾールの増加

副腎皮質から分泌されるホルモンになり、大きなストレスを受けると分泌する量が急激に増えてしまいます。そのため“ストレスホルモン”とも呼ばれています。朝起きてすぐが最もコレチゾールが多く分泌されるタイミングだと言われています。カフェインにはコレチゾールの分泌を増加させる効果もあるので、朝すぐに飲むとコレチゾールの分泌を促すことになってしまいます。慢性的に増えてしまうと、うつ病など気持ちの安定がうまくできなくなること、不眠症などのリスクもあり、ストレスを強く感じる原因になります。

・お腹の調子が悪くなる

コーヒーを飲むとなかには下痢などのお腹の調子を崩してしまう人もいると思います。これはカフェインの作用によるものになり、過剰に飲みすぎる自律神経のバランスを崩しやすくなります。その結果、胃腸の動きが悪くなり下痢になると言われています。コーヒーを飲み始めてからお腹の調子がいまいちだなと思ったときは、一度飲むのを控えて様子を見ても良いと思います。遺産の分泌を促してしまうこともあり、体調がすぐれないときは、コーヒーを控えましょう。

■朝コーヒーを飲むときの注意点

朝コーヒーを飲むときは、まず起きてすぐに白湯や水を飲むようにしてください。血流を高める効果が期待できます。寝ているときにたくさんの汗をかいていることもあり、血液濃度が高まりドロドロになっていることも考えられます。一度水を飲んでリセットすること、まずは朝食を食べてからコーヒーを飲むようにしてください。また、朝コーヒーは深煎りよりも浅煎りのものをおすすめします。またもともとコーヒーには体を冷やす作用もあるため、ホットでブラックのまま飲むようにしましょう。砂糖やミルクなどを入れてしまう人もいると思いますが、カロリーや糖質の部分もあります。また体調がすぐれないときは、血糖値の上昇にもつながってしまいますので、刺激を控えるようにしましょう。

■まとめ

朝コーヒーにはメリット・デメリットの両方があります。朝、コーヒーの香りを嗅ぐとすっきりとした気持ちになる人も多いのではないでしょうか。ちょっとした飲み方の工夫次第でも、朝コーヒーを続けやすくなります。同時に水をしっかりと飲むことで、脱水やコーヒーのデメリットの部分が解消できるはずですよ。